VALORANT エリアコントロール(アタッカー編)
※身内用(必ずしも正しいかはわからないけど、一つの考え方として)
アタッカー側の時、攻め方は2種類あると思う。
ラッシュとそれ以外。
がーっと行くラッシュが通るならそれでいい。でも通らなくなった時、攻めあぐねて時間だけが過ぎ、ヤケクソで適当に攻めてラウンドを落とす。絶対みんな経験あるはず。
ここでは時間をかけて攻める際に俺が考えていることを共有できたらと思う。
繰り返しになるけど、これが100%正しいとは言わない。でも攻め側の時、自分の中に何も行動指針を持っていない人にとっては読んで損ないんじゃないかとも思う。
〇よくある負けパターン
一番オーソドックスなマップはアセントだと思っているから、基本的にはアセントを例に説明していく。
ラウンド開始時
ジェット無言でB側に歩き出す
他もなんとなくそれについていく
ラウンド開始後20秒経過
攻めジェット「モク来たしキルジョイおるしBいけへんな…」
守りジェット「Bメイン多い情報来たしブリンク起動して逃げる準備しながら前詰めたろ…おっAメインおらんやんけ、Aメイン前で抑えられてるからオーメンB側寄っていいよ」
守りオーメン「おかのした」
ラウンド開始50秒後
守りジェット「暇やったからもっと前詰めたらミッドも全部クリアやわ。Aショートも外してB寄せてええで」
守りKAY/O「おかのした」
攻めジェット「あかん時間なくなってきたけどBメイン付近のエリアしか取れてへんから今からAにシフトするのも厳しいな…どうしよどうしよ…」
攻めオーメン、KAY/O、ソーヴァ、キルジョイ「どうしよどうしよ…」
攻めジェット「もう腹くくって行くしかあらへん!うおー!」テイルウィンドビューン
攻めその他「うわジェット行くんか!ワイらも行かんと!」ドコドコ
守り「待ってました~^」スキルポイー
攻め一同「グワー(死)」
Defenders Win
親の顔より見た負けパターン。
この場合の敗因は守りジェットのプッシュによる守り側のエリア拡大を簡単に許してしまったところにある。
ジェットがAメインのエリアを取れてしまった故にオーメンがAに残る必要がなくなりBに寄れてしまう。さらに攻め側はAメインのコントロールを喪失しているため、Aシフトの選択を取りづらくなり、厚く守られているB攻めを強要された。
↑の画像は、ラウンド開始時のエリアコントロール状況を色分けしたものだ。(結構適当)
赤はアタッカー、青はディフェンダーがコントロールを有しており、黄色は両者ともにコントロールできていると言えないエリア。
ここで1つ前提となる考え方として、
「コントロールできているエリアが多ければ多いほど有利、少なければ少ないほど不利になる」
というのを頭に入れておいてほしい。
例えば、最初に示したよくある負けパターンを見てみると、
守りジェットがAメインをプッシュすることで最初は攻め側にあったAメインのコントロールを守り側が奪取した。
それにより、攻め側がAを攻める際にかかる時間も多くかかる(※)し、Aを攻めようとしてきた際にいち早く気付くことができるため、最初からAに多く人数を割く必要がなくなる。
(※エリアコントロールを喪失していると、どこかに敵が潜んでいる可能性を否定できないため1つ1つ丁寧にクリアリングする必要があり、結果的に時間を要する)
〇じゃあどうするべきなのか
ここまで負ける時の話をしてきたが、どうすればこの負けパターンを脱することができるのか。
・ステップ1
最初からコントロール下にあるエリアを簡単に手放さないようにしよう
紹介した負けパターンにおける攻め側の簡単な改善点はラウンド開始時の人員配置だ。
何となくBリンクにボケっと突っ立っていたキルジョイが開始時にAメインにタレットを置き、Aメインからピークしてくる守り側の人間に対して「タレットが反応したらピークする」といった行動を取っていたらどうなるだろうか。
キルジョイが上手くやればプッシュしてくるジェットをキルすることができるし、仮に逃してしまっても敵はAメインのコントロールを奪取できていないことになるから、AにいたオーメンをBに寄せることはできない。(Aラッシュはジェット1人で止まるはずがないため)
このように、最初に与えられたエリアをしっかりホールドしておくことで、少なくとも冒頭の負けパターンのような、「やたら守りがいっぱいいるサイトに無理矢理攻め入って全滅」なんていう事態は避けられることが多い。
キルジョイ、サイファーといったセンチネルに分類されるキャラの一部はトラップ系のスキルにより「取れているエリアをホールドする」力が高い。
攻めの本隊にいてもサイト攻略に役立つスキルがほとんど無いことも相まって、ラークと呼ばれる役割を担当することが多い。
(ちなみに・・・
開幕Bラッシュをすることが確定している場合は、キルジョイの開幕時の立ち位置は一番最初の画像で間違いにはならない。ただ、アセントのBはキルジョイが守っていることが多く、KAY/Oのアルティメットスキルで行くだとか何かしら明確なプランがないと成功しないことが多いため、基本Aメインのエリアをホールドするのが無難な役割だと思う)
ステップ2
守りが手薄な敵エリアのコントロールを奪取しよう
ラウンド開始時のこの場面、一番守りが手薄なのはどこだろう。
ミッドです。
ソーヴァがBリンクからドローン出して(ミッド入り口の左右の壁張り付きをクリア)
オーメンがAショートの射線をカバーしながら(スモーク炊いてもいい)
ジェットがミッドの入り口行って
KAY/Oは体でBメインのプッシュだけ警戒しておく(これはステップ1の「最初から取れているエリアをホールドする」の役割)
ソーヴァがミッドの奥にリコン打って
オーメンがミッドの奥を塞ぐようにスモークを炊いて
KAY/Oは浅めにナイフを投げてBの入り口までクリアする
守りは完全にミッドのコントロールを失った。
当初の目的通りミッドのコントロールは取れた。
じゃあここからどうなるのか。
ここで守り視点の話をしよう。
やばい、ミッドめっちゃ人数かけてきた!
Bはキルジョイが守ってるとはいえミッドとの挟みでサイト入られたら簡単に制圧されてまう!
オーメン、KAY/O、ジェット「B寄らな!」
攻め「ほなワイらA行くで^~」
守り「あっあっ」
攻めキルジョイ(相手Aメイン詰めて来んかったけど一応ワインだけナノスワームでクリアしとくか。)
Attackers Win
次のラウンド
守り「こいつらまたミッド制圧してきた!でももう騙されへんで!こっからA来るんやろ!B寄らへんで!」
攻め「ほなB行くで^~」
守りキルジョイ「うわ~(死)」
Attackers Win
ちなみに、ここでキルジョイがAメインのホールドをサボっていると、敵ジェットがAメインのコントロールを得ており、攻め側がAショートから進行してきたとしてもメインから挟んでリテイク成功率が高いから安心して味方をBに寄せられる。
といった可能性が生じるためBAD。
上記例は少し極端だが、ミッドのコントロールを取られると守り側は当初の人数配置を崩さざるを得なくなる。そこで、敵の寄り具合や守っているエージェント等を総合的に考慮してより攻めやすそうなサイトに攻め入る、という風に主導権を攻め側が握った状態でゲームを進行できるようになる。これがラウンド取得に繋がるアタッカーのエリアコントロールだ。
まあこれは味方全員でこの考えを共有できている場合じゃないと成立しない難しめのことだからソロコンペとかではあまり意味ないけど、
「確実に取れているエリア」「確実に取られているエリア」「どっちも取れていないエリア」の3つに大きく分けて状況整理できるようになるだけでも、シフトするのかしないのか、どこに人数かけたらいいのか、とかの判断は良くなるはずなので意識してみるといいかも。
不明点や反対意見等あれば本人までお願いします。